Twitterで相互フォローさせて頂いているよすけさん(@tanakayjs3)がロードバイクを格好良く撮るテクニックをブログで紹介しています。
よすけさんはサイクリストであると同時にフォトグラファーでもありますが、やはり自転車をどう撮ったら格好良く写るかはサイクリスト自身が一番良くわかっているなと思わせるとても参考になる内容ですので是非読んでみてください。
今回、よすけさんの記事に便乗して自分が普段愛車を撮る上で気をつけているポイントをご紹介したいと思います。
画角
人間の視野角は120度程度と言われていて、レンズの画角に換算すると10mm前後と超広角レンズに相当しますが、視野に入る全ての情報を処理出来る訳ではないので実際はもっと狭くなります。
何かを注視している時は凡そ50mm相当と言われていて、カメラ界隈で昔から50mm前後が人間の視野角と同じと言われるのはその辺が根拠になってます。
ところで最近はわざわさデジカメを使わずにスマホで撮る人も多いと思いますが、スマホのカメラは広角化が進んでます。
例えば自分が使ってるiPhone SE2はアウトカメラが28mm相当(35mm換算)、インカメラが32mm相当となかなかの広角レンズになってます。
広角レンズは画角が広くなればなるほど、周辺に行くほど像が歪む歪曲収差が大きくなる傾向があります。
特に縦位置で撮った時の上下、横位置で撮った時の左右の端が歪みやすくなります。
これが実際にどう影響するかと言うと、
縦位置で撮った写真ですが、よく見るとホイールが歪んでます。
拡大すると
参考までに赤で真円を乗せてみましたがこれだけ歪んでます。
実際はホイールだけでなく、フレーム自体も縦長に伸びてます。
これを修正するにはレタッチソフトで一手間必要になります。
もっとも、そこを拘るのは撮った本人と一部のカメラヲタクくらいで、大部分の人は気にもしないのかもしれません。
自転車の配置と構図
サイクリストさんはやはり愛車をメインで撮りたいのか、愛車をど真ん中に配置する人が多数と思いますが、さすがに隅から隅まで愛車を画面一杯に撮っても、それを見て嬉しいのは本人だけかと思います😁
こう言う写真ですね。
まぁいつ時点でどう言う仕様だったと言う記録写真としてならこれで良いのかもしれませんが。
景色の中の愛車、を魅せたい場合、自分は横位置なら上下半分くらいで分けた下半分に収まるサイズを意識しています。
こんな感じですね。
縦位置だと1/3ぐらいが目安でしょうか。
あ、オーバーしてますね😁
切り取り
車体を隅から隅まで全部入れたいと言う気持ちもわかりますが、敢えて切り取る事で雰囲気をガラっと変えることも出来ます。
例えば
こちらは前部分だけ。背景メインで、ちょっと自転車で乗り付けました感をイメージしました。
自転車の配置
基本的には自転車をセンターを置くことが多いと思いますが、背景がメインで自転車をちょっとしたエッセンス、みたいな感じにするなら敢えて自転車を端に置くと言うのもありです。
この場合、気を遣いたいのは車体の進行方向を空けると言う事です。
自転車に限らず乗り物を撮る場合、進行方向の隙間が狭いと窮屈な印象になるので、進行方向を広く取るのがポイントです。
まとめ
よすけさんのブログでクランクの角度とかホイールのロゴ位置など参考にして頂いた上で、自転車の配置などにも少し気を配ってもらうと写真のイメージがぐっと引き締まると思うので今まであまり意識せずに撮っていた方は試してみて頂けたらと思います。
皆さんの愛車撮影にほんの少しでも参考になったら幸いです。