僕のメインバイクであるDEROSA(デローザ)のNepromato(ネオプリマート)ですが、誕生してから20年以上経ちます。
チネリのスーパーコルサのように長年ずっと設計を受け継いでる車種もありますが、ネオプリマートは時代時代で色々な変遷を遂げています。
チューブの変遷
Neoprimatoの名前が誕生したのは多分1998年で、それ以前はNeoPro(Columbus Genius)とPrimato(Columbus EL)がありました。
1998年にNeoProとPrimatoが無くなってNeoPrimatoに生まれ変わった形です。
ちなみにこの当時のNeoPrimatoのチューブはNeoProと同じColumbus Geniusで、このチューブは厳密に言うとクロモリではなくニバクロ(ニッケルバナジウムクローム)になります。
NeoProと聞いて、「ん?NeoProはラグカーボンでは?」と思った人もいるかもしれませんが、ラグカーボンのNeoProは2代目で、初代NeoProはクロモリです。
似たようなパターンとしては、メラクがカーボンになったのは3代目からで、初代メラクはフルアルミです。2代目でカーボンバックのアルミになり、3代目でフルカーボン、4代目でメラク エヴォリューションとなり、現行型は多分5代目だと思います。(違ってたらすみません)
閑話休題。
その後、NeoprimatoのチューブはDedacciai(デダチャイ)のZero Unoチューブに変わってしまいました。
何故コロンバスからデダチャイに替えたのか理由はわかりませんが、やっぱり鳩のマークには憧れます。
カラーリング
僕が乗っているガンメタに黄色とゴールドの配色はKASと言うカラーで、1970年代に活躍したスペインのKAS Teamのレプリカです。
Neoprimatoは単色カラーが多いですが、時折チームカラーが登場します。
KAS以外にもエディ・メルクスが1974年に所属していたモルテニカラーや1977年に所属していたFiatカラー等があります。
モルテニ
フィアット
僕は断然、KASカラーが好きです。
僕が買った2015年にはKASカラーはラインナップに無かったのですが、スイスの通販サイトBellatiなら色指定が出来る(過去にラインナップされいたカラー限定)と言う情報を掴み、Google翻訳を駆使してどうにか色指定(ついでにスレッドステムといかり肩フォーククラウンも指定)して購入出来ました。
カンパリアエンドも出来ないか聞いてみたのですが、それは無理だと言われました。
KASカラーがラインナップされいたのは2009年頃ですが、この時はシートチューブのゴールドの胴抜き両端にアルカンシェル(虹色)が入ってました。
アルカンシェルは世界選手権を獲った翌年しか使えないらしく?、僕のKASカラーは同じ部分にトリコローレ(赤・白・緑の三色旗)が入っています。
アルカンシェル
トリコローレ
ヌーボクラシコ
ネオプリマートには上位モデルの NUOVO CLASSICO(ヌーボクラシコ)と言うモデルが存在します。
多分、2010年前後に登場したと思いますが、ヘッドチューブのラグ、フォーククラウン、チェーンステー、シートステーにメッキがあしらわれており、ヘッドバッチも専用のマークになってます。
(発売当時はシートステーはメッキではありませんでした)
NeoPrimatoのロゴは入ってませんが、チューブは同じZero Unoです。
ジオメトリも全く同じですが、 NeoPrimatoが47~61cm(1cm刻み)までサイズ展開があるのに対してNUOVO CLASSICOは47~57cm(1cm刻み)までとなってます。
と言う訳で今回はネオプリマートについて少し掘り下げて書いてみました。
コルナゴのMasterに比べると走りの重さは否めないですし、最近クロモリがインフレ気味で価格が高騰しているので気軽には買える値段ではないかもしれませんが、買って後悔のないフレームだと思います!
#DEROSA #デローザ #クロモリ #ロードバイク #ネオプリマート #NeoPrimato