ネオプリマートで使ってるコーラスの左シフターが不調でした。
症状は、アウター側に引いても数クリック分戻る。
ケーブルが解れ始めてるのかと思って交換しようと思ったら既存のケーブルのエンドがなかなか穴から出てこない。開放レバーをカチカチ動かすとケーブルのエンドが見えたり隠れたりする。やっとの思いで引き抜いたけど、特に解れはない。
そして新しいケーブルを入れようとしたらエンドが奥まで入り切らない。
恐らく中のケーブルを巻き取るパーツの角度がズレてるんじゃないかと思います。
カンパのシフターは10sの頃はスモールパーツが供給されてパーツ単位で交換出来たんですが、11s以降はアッセンブリー交換になったので高くつきます。
と言う訳で、ダメ元でバラしてみました。
シフター裏側から見た写真です。
中央のボルトを外して円盤状の蓋を外します。
ちなみにコレはアテナでボルトの頭は2.5mm(2mmだったかな?)のヘックスでしたが、コーラスはトルクスでした。
蓋を外すとこうなってます。
わかりずらいですが、シフトレバーを引くと渦巻きバネと一緒にケーブルを巻き取る黒いパーツ(プーリー)も一緒に回ります。リリースレバーを操作すると渦巻きバネのロックが外れてバネの力で元の角度に戻ります。
ケーブルは黄色い矢印のようにプーリーの中を通って下から上に抜けるので、プーリーの角度が合ってないとケーブルが上下に通り抜け出来ません。ケーブルエンドはプーリーの下側で止まります。
バラした時はこのプーリーの角度が微妙にズレてたようです。
一旦渦巻きバネとプーリーを外し、引く、戻す、引く、戻すのレバー操作を2〜3回繰り返してから渦巻きバネとプーリーをセットしたところ、プーリーの位置が正規の角度に戻ったようです。
試しにケーブルを通したらプーリーの中を通って簡単にシフターの上側から出てきました。
蓋を戻してレバーを操作をしてみたところ、ちゃんとケーブルが巻き取られ、数クリック戻るのも解消されました。
シフターをハンドルに組み付け、ケーブルを張ってフロントディレーラーと接続。
アジャスタ―で少し張っただけで変速も問題なし。ちゃんとアウターに持ち上がりました。
(ケーブルを張り直しただけなのでディレーラーの移動量調整は不要。ケーブルの張り調整だけです)
これで今週末はまたネオプリマートに乗れます😊