尚、今回のサイクリングは「1時間あたり糖質の摂取を20g以内に抑えるとブドウ糖ではなく脂肪酸代謝によって出来るケトン体でエネルギー補給する脂肪酸ーケトン体システムが優位になる」事の実証実験も兼ねてます。
体重1kgあたり10mgのクエン酸を飲んで早速出発。
駅を出て早速、戸倉〜戸倉新道くらいの登り坂がきて心が萎えます。
もう少しソフトランディングさせてくれないと心も身体もまだ準備が。。。
つるつる温泉入口の次あたりの交差点を右折し、梅ヶ谷峠に向かうと、前半はだらだらとした勾配。
なんだ、峠って言うより丘じゃん?と思ってたらだんだん峠道っぽくなってきました(苦笑
先は長いので頑張らずにのんびりのんびり登ります。
多分ここがピーク、と言うところで左右を見るも、峠の道路標は立ってませんでした。
峠を降りて出た道は吉野街道。
吉野街道を暫く走ると、以前車で通った時に気になってた「多摩川南岸道路」の案内があったので左折。
城山トンネルと言ういかにも長そうな佇まいのトンネルが現れました。全長1.9kmだそうです。
右側に広そうな歩道があるので歩道を走ることにします。
中はこんな感じ。
十分な幅の歩道で、舗装も綺麗なので走りやすいです。
ちなみに青梅→奥多摩湖方面の車道は路側帯が全くないので車道は辞めた方が良いです。
奥多摩湖→青梅方面は路側帯がありますが、これだけ広い歩道があるなら自分は歩道を走るべきと思います。
トンネル内は車のドライバーも車両感覚が鈍り、またトンネル内で自転車を避けるのは心理的にもかなり怖いものです。
なんでもかんでも自転車目線で考えるのではなく、お互いを思いやりましょう。
城山トンネルを抜けて少し走ると今度は愛宕トンネル。このトンネルも全長1kmの長いトンネル。
こちらも城山トンネル同様、十分に幅のある歩道があるので自転車は歩道を走った方が安全だと思います。
トンネルを抜けると青梅街道の古里駅前交差点。
ここでちょうど出発してから1時間だったので、補給用のグミを6粒、糖質20g分摂って出発。
ここから先は青梅街道もだんだんとトンネルや登り勾配が増えてきます。
奥多摩駅を過ぎ、いよいよ登りがキツくなってきます。
えっちらおっちら登ってようやく辿り着いたのが小河内ダム。
そして小河内ダムのすぐ先の大麦代トンネルを抜けると左手に大麦代駐車場。
去年の秋に都民の森に行こうとしたらハセツネ(超メジャーなトレランレース)とぶつかっていて武蔵五日市駅の駐車場が満車、急遽移動して停めたのがこの駐車場です。
ここで古里駅前から約1時間。忘れずに補給グミ6粒(糖質20g)を摂ります。
ここから先はゆるいアップダウンが続く湖畔のコースで、とても気持ち良く走れます。
赤い欄干の峰谷橋の手前から。
新緑の奥多摩湖、良いですね。
三頭橋がある交差点を左折するといよいよ奥多摩周遊道路。
都民の森まで16kmの看板が出ていたので、風張峠までで13kmくらいです。(風張峠から先は下りなので)
よし、じゃあ頑張りますか。
尚、ここから先は暫く写真はありませんw
1kmごとのキロポストと100mごとの小さい標識を頭の中でカウントアップしながら登っていきます。
最初の難所は4kmちょっとの地点にある9%。
頑張ってここをパスするも、脚も体力も削られてるので5km以降が一気にキツくなります。
6km、7kmと進んで行くと、きました8km過ぎの2回目の9%。
ここが本当にキツい。
数馬側も周遊道で2回、9%がありますがあちらは「この9%を登り切れば都民の森だ」と思えますが、ここは9%を登りきっても月夜見第一駐車場まで1km以上、風張峠まではまだ3kmくらいあります💧
もう泣きそうになりながら、ただひたすらペダルを漕いで9%区間をパスし、ようやく月夜見第一駐車場に到着。
前回の補給から90経ってしまったけど、ここで3回目の補給グミを投入。
よし、風張峠まで頑張るぞ!
と思ったのも束の間。
駐車場を出てすぐくらいに右太腿が攣る寸前。
今まで攣る兆候はなかったのに、ゼロからいきなり振り切る寸前まで一気に筋肉が収縮しました💦
思えば糖質はちゃんとマネージメント出来てたものの、この暑さでミネラルが汗で出てしまっていたようです。
慌てて自転車から降りて、伸ばしたりさすったりり叩いたり。
なんか、さするより軽く叩く方が効果あった感じ。
叩いた事で筋肉がびっくりして弛緩したのかなw?(ソンナバカナ)
ようやく引いてきたので、おっかなびっくり再スタート。
でもこれ以降は攣りそうになる事はなかったですね。このとき一回きりでした。
月夜見第二駐車場は止まらずスルーし、ようやく風張峠に登頂。
いやぁキツかった。
でも、不思議と「SKで来れば良かった」とは思わなかったですね。
そりゃ軽い分、少しは楽なのかもしれないですが、SKで走ったってキツい事には変わりないんだし。
ここから先はやっと下り。
まずは3kmちょっと下って都民の森へ。
看板の脇の飲料出来る水道でじゃぶじゃぶ顔を洗って、ごくごく水を飲んで。
このネオプリマートでは初の都民の森。
ここで最後のグミで糖質20g分補給。
糖質の計算が狂うので、もちろんカレーパンも蕎麦もソフトクリームも食べません。
檜原街道の下りは、、、怖かった💦
下りに関してはSKが絶対的に優位。
とにかくアンダーが出て、自分のイメージよりも外へ外へとはらみそうになります。
と言うかはらんていきます。
途中、2〜3回の登り返しはあるものの、30km一気に下ってようやく武蔵五日市駅に到着。
こんなに細いフレームで、重い巨体を乗せてよく頑張ってくれました。
帰りは車でつるつる温泉に行ってみました。
つるつる温泉入口って交差点から5km以上も走るのねw
「道間違えたかな?」って心配になるレベルw
山間に入って行く感じと、登山客が沢山いるので秘境感がありますが、館内はとても綺麗だし内湯が大きく、施設内に秘境感は全くありませんw
風呂から上がったら途端に空腹感が。
考えてみたら、都民の森で最後の補給をしてから3時間くらい経ってます。
帰りに睦橋通りの東京亭(トンキン亭)に寄ってだいぶ遅いランチ。(ちなみに国道16号の瑞穂町のあたりに南京亭と言う姉妹店があります。メニューは基本的に同じです)
糖質は餃子の皮と唐揚げの衣。
あとはタンパク質と脂質。
まぁ後は車で帰るだけなのでエネルギー云々よりも腹が膨れれば脳はそれで満足してくれるでしょうw
今回走ってる間は20g/hの糖質しか摂りませんでしたが、特にエネルギー切れを感じる事は無かったですね。
特に登り区間においても、お腹が空いてペダルを漕ぐ脚に力が入らないとか、集中力が途切れると言った事は一切感じなかったです。
グリコーゲンに頼った補給だったら毎時20gは明らかに足りないので、しっかりとケトン体補給と糖新生が働いていた証拠だと思います。
登りはとてもキツかったけど全体的に楽しかったし、実験的にも有意なデータが取れました。
でも一周はもう当分良いかなw